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スカイ・キャプテンはヘニメでした!
DVDでスカイ・キャプテンを観ました。みなきゃよかった。
はっきりいってスゴイです。これはもう「へぬるい」としか表現できない内容でした。ナニメ的面白さもない中、レトロな映像とデザインがチープに展開していきます。

そういえば、「へぬるい」という単語が我々のモノとなったのは、忘れもしないあの「鉄砂掌」という拳法書からでした。初版が83年ですので、そのころです。安藤さんが仕入れてきてくれたのだとキオクしてます。「へぬるい」で検索すると、広島方面、三重方面、等、方言としてはいろいろあるようでしたが、当時その語感が新鮮でまた適切な場面が多々あったことから、あっというまに、我々の基本単語化してしまったのです。ネットでみると、三重選出の国会議員が数年前の衆議院逓信委員会で「外務省はへぬるい」と叱責しているのに出くわしました。当時、ネットがあればどんなにかお茶会が盛り上がっていたことか!

そういえば「鉄砂掌」の古本価格は、7800円以上でした。我々のような楽しみ方はされていませんでしょうが、稀購本になっていますね。「鉄砂掌」から得た珠玉の基本単語の中には、「背中がバシバシになる」や「頷きあう境地」、「アーユークンフー?」など、枚挙に暇がありません。

「ナニメ」という言葉も我々にとっては深く思い入れのある基本単語です。アニメの枠をこえ「なべて面白いもの」を愛する心が「ナニメ」を育んできました。「ナニメ」が広く世に問われたのは、これまた忘れもしない初台区民会館で開催された第一回「国際アニメソング学会」であります。確か80年の夏でしたね。藤原百太(ももた)氏が提唱され、その後、「アニメック」や「out」で紹介された新たな概念は、安売りアニメソングテープというスーパーカルトな世界から発現したのであります。
当時ちょっとはやった50音表で、作品の位置づけを表現する試みの中では、最右翼王道が「アニメ」であり、中庸が「ナニメ」(アニメから見たら相当偏ってはいるものの世界全体からみれば納得力のバランスが取れる中庸)さらに外れると「ヘニメ」や「フニメ」になるという素晴らしい理論でした。メカにウエイトが置かれ間違った方向にしか進まない作品は「カニメ」と呼んだこともありましたっけ(ふっ・・・)

ということで、いろいろ思い出してみましたが、「スカイ・キャプテン」は、これはもうはっきり言って「へにめ」です。ラスト、特ダネを追って主人公について回ったヒロインが、謎のヒーロー(といってもそもそも恋人だったこともある、というあれですが)、スカイキャプテンの素顔を、カメラの最後の一枚で撮り得意顔のところに彼が一言「キャップずっとついたままだったけど・・」っくぅうう、たまりません、これがオチですよ! オチ! 

信じて下さい! ホントにナニメじゃないんだからぁ〜〜。

author:南田操, category:昔語り(らしく、明るく、面白く!), 21:46
comments(1), -
Comment
げげげ‥‥そんなに高くなっているのですか、鉄砂掌! 十数年前に近所の古本屋で650円で買いました。今、引っ張り出してみたら付箋ついてるし(笑)
そういや「へのれけ」ってのもありましたね。語源は差し障りがあるのでここでは触れませんが(笑)
編集部(か), 2005/09/12 8:15 PM